日本でもいよいよキャッシュレスが本格的な普及に入りはじめ、これからますます広まると考えられます。

その理由は、とても便利でお得なところにあります。どう便利でお得なのか、また問題点と併せて説明します。

キャッシュレス決済比率はこれから高まるのか

実は世界的に見ると、日本のキャッシュレス決済の広まりはまだまだです。他の国と比べると、ずいぶん低い方です。

現在日本のキャッシュレス比率は20%程度です。

2019年時点での各国のキャッシュレス決済比率第3位は、韓国96.4%、中国60%、シンガポール58.8%です。

現在低い水準の日本ですが、全体的に順調に増えていますので、早晩30%に届くと思われます。

政府は、2025年までにこの比率を40%にすることを目標に掲げていますが、実際に40%になるかは分かりません。

しかし、キャッシュレス決済がこれからさらに広まるのはほぼ間違ないでしょう。

そして、将来的には80%まで伸ばしたいと考えています。

また政府は、中小・小規模事業者には、決済端末導入時(クレジットカードや電子マネーの専用端末など)の補助や、決済手数料の補助をだして促進を図っています。

それではキャッシュレス決済が社会へ浸透していく理由をみていきましょいう。

キャッシュレス決済のは便利

まずいえることは、「現金よりも便利だから」です。

たとえば買い物の時、現金で支払うならば、財布の中から必要な紙幣や硬貨を探さなけらばいけません。

でも、キャッシュレス決済ならカードやスマートフォンでスムーズに支払いが終わります。

これはお店側にとっても、細かいお釣りのやりとりがなくなるほか、支払い時に多くもらったり、お釣りを間違えたりというミスが発生しないために、閉店後に現金による集計を省けるなどのメリットがあります。

また、銀行に預けたお金を現金として使うなら、銀行に行って引き出さなくてはなりません。しかし、キャッシュレス決済ならそもそもお金を引き出す必要もないので、手間がかかりません。

そして、キャッシュレス決済の広まりを後押ししているのが、利用者を獲得しようと各社が競うように提供している、さまざまなお得なサービスです。

たとえばキャッシュレス決済をすると、キャッシュレスポイント還元がもらえることがあります。このポイントは、ほとんどの場合、お金と同じように使えます。

キャッシュレス決済が進むことは店舗や利用者だけが恩恵を受けるだけでなく、社会全体にメリットがあります。

現金には印刷、運搬、補充、偽札チェックなどさまざまなコストがかかりますが、キャッシュレスであればこれらのコストが削減され、結果として社会全体のお金の節約につながります。

さらに、人口減少が始まった日本は人手不足は非常に大きな課題です。

キャッシュレス決済(機械)で済むような仕事はなるべく人に負担をさせないで、その分の労力を国の発展に寄与すれば、大きな経済効果を生み出せると国は考えています。

キャッシュレス決済のここが問題

このように便利でお得なキャッシュレス決済ですが、問題点もいくつかあります。

①お店によって、使えるキャッシュレス決済が違うことです。すべてのお店で同じキャッシュレス決済が使えるわけではなく、それぞれの電子マネーの加盟店や系列店でしか使えません。

②使いずぎる可能性があること。欲しいモノを無計画に買っていくと、気が付いた時には、思いがけない金額になっていることがあります。

③不正に使われる犯罪があること。クレジットカードや電子マネーのカード、あるいはスマートフォンの情報が盗まれて、勝手に使われてします事件もたびたび起こっています。

④キャッシュレス決済は、基本的に電気と通信を利用しますので、災害によって停電や通信障害が起きると、決済できなくなる恐れがあるのです。

⑤2020年「7月の壁」をどう乗り越える?

キャッシュレス決済はこれから浸透していくと説明してきましたが、キャッシュレスの春は長くは続かないという意見もあります。

なぜなら、ポイント還元は2020年6月30日には終了してしまうから。

20202年6月までは、みんな還元が欲しいから使っているが、還元が終わったら、また現金払いに戻るんじゃないか、還元制度終わって、お客様が使わなくなったらお店側も使うの止めてしまう可能性が出てきます。

この制度変更は、「7月の壁」と呼ばれており、キャッシュレスの浸透を失速をするという意見をもった人たちもいますが、個人的には戻ることはないと思います。

JCBは、2019年8月28日に現金、クレジットカード、非接触型、QRコードの決済速度に関する実証実験の結果を発表しました。

まずは実験の被験者100人を25人ずつに分け、4つの決済方式を4人で組み分けし、決済時間にどれだけ差があるかを計測した。決済速度は、非接触型(スマホに搭載された無線通信系の技術を使って、スマホに登録されたクレジットカードや電子マネーを用いて支払いを行うこと)が8秒、クレジットカードが12秒、QRコードが17秒、現金が28秒となったそうです。

この結果を見ると現金はキャッシュレスのスピードには叶いません。一度スピーディな決済を体験すると、もう現金には返れないと思っています。

このように、利便性が一度認識されれば、現金に戻ることもなく、今後日本でも浸透していくと思います。